基礎知識補助金関連

【2024年最新】最大200万!窓リフォームに使える先進的窓リノベ事業とは?

これから窓のリフォームを考えている場合、補助金を使うことで通常よりもお得にリフォームすることができるかもしれません。

今回は2024年から再び始まった「先進的窓リノベ事業の補助金」について説明していきたいと思います。

 

先進的窓リノベ事業とは?

先進的窓リノベ事業 とは 窓リフォーム

先進的窓リノベ事業とは、先進的な断熱性能のある窓・ドアを交換するリフォームに対して

補助金がもらえる制度です。

2023年に受付をしていた制度が2023年11月30日に終了し、新しく2024年度版が開始しました。

 

対象工事の内容に応じて一戸当たり5万円~最大200万円までの補助金がもらえます。

なお、申請は対象施工事業者が行うので、一般の住宅所有者の方は申請する必要がないものとなっています。

 

目的

断熱窓への改修を促進して住宅の省エネ化を促すことで、

  • エネルギー費用負担の軽減
  • CO2排出量削減
  • 健康で快適な暮らしの実現
  • 断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化・成長

これらを達成することを目的としています。

 

窓リノベを行うことで得られるメリット

窓リフォーム リノベ メリット

窓リノベーション、リフォームを行うことでどんなメリットが得られるのでしょうか。

 

断熱効果を高めて快適な環境を作れる

窓やドアの断熱効果を上げることで、隙間から外気が入りにくくなり夏は熱気を、冬は冷気を防ぐことができます。

それと同時に室内の快適な温度を逃しにくくなるため、快適な環境を作ることができるのです。

 

電気代を節約できる

窓やドアの断熱効果が高まることで、冷暖房に頼らなくても長時間快適な環境を保つことができます。

これにより、電気代の節約につながります。

 

結露の防止

結露とは、外と中の気温差が大きい時に発生します。

 

結露が発生することで、次のようなデメリットがあります。

  • カーテンやサッシにカビが生える
  • ダニやシロアリが寄り付く
  • フローリングが痛む
  • カビやダニの糞が原因でぜんそくやアトピーなどを発症する

 

お部屋だけでなく体にも悪影響が出るので、なるべく結露を避けたいですよね。

窓を二重にリフォームすることで熱を伝えにくくすることができ、外が寒くても室内の結露を防ぐことができます。

 

遮音効果を高める

断熱性の高い窓にリフォームすることで、同時に遮音性を高めることもできます。

子供の声や生活音などが気になる場合は、遮音性に配慮した窓を選ぶといいでしょう。

 

紫外線を防ぐ

室内にいても窓から紫外線は入ってきます。

紫外線を浴びることで、日焼けやシミを作るのはもちろん、皮膚がんや白内障になることもあります。

窓の中にはUVカットできるものがあるので、そのような窓にリフォームすることで紫外線を防ぐことができます。

 

補助金について詳しく知っていこう

では、先進的窓リノベ事業の補助内容を確認していきましょう。

 

対象者

次の➀➁を満たすもの

 

➀窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること

※窓リノベ事業者とは、補助対象者に代わって交付申請の手続きを行い、補助金の交付を受け、公布された補助金を補助対象者に還元するものとして、事務局に登録された工事施工者等のことです。

 

➁窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること

  • ・住宅を所有し居住する個人またはその家族
  • ・住宅を所有し賃貸に供する個人または法人
  • ・賃借人
  • ・集合住宅等の管理組合・管理組合法人

 

対象住宅

既存住宅であること(戸建て、集合住宅など種類は問わない)

なお、既存住宅とはリフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築から1年以上が経過した住宅または現在人が居住している、過去に人が居住していた住宅のことを指します。

 

対象工事

次の➀➁を満たす工事

 

➀対象製品を用いた下の表に該当するリフォームであること

対象製品とは、メーカーが登録を申請し、事務局が一定の性能があると認めた製品のことです。

 

窓の性能

住宅の種別 ガラス交換 内窓設置

外窓交換(カバー工法)

外窓交換(はつり工法)

戸建住宅および低層集合住宅(3階建以下) 熱貫流率

Uw1.9以下

熱貫流率

Uw1.9以下

熱貫流率

Uw1.9以下

熱貫流率

Uw1.9以下

中高層集合住宅(4階建以上) 熱貫流率

Uw1.9以下

熱貫流率

Uw1.9以下

熱貫流率

Uw2.3以下

熱貫流率

Uw1.9以下

 

カバー工法・・・既存の窓ガラスのみ取り外し、既存の窓枠の上から新しく窓枠を取付ける工法

はつり工法・・・既存の窓ガラスと窓枠を取り外し、新しい窓ガラスと窓枠を取付ける工法

 

ドアの性能

改修を行う住戸のドアを、窓の改修と同一契約内で断熱性能の高いドアに改修する場合に限って補助の対象になります。

 

ドア交換(カバー工法)
熱貫流率

Ud1.9以下

熱貫流率

Ud1.9以下

熱貫流率

Ud2.3以下

熱貫流率

Ud1.9以下

 

➁合計補助額が5万円以下であること

補助額は、工事内容・住宅の建て方・対象製品の性能とサイズによって異なります。

 

なお、複数窓の工事を行い、先進的窓リノベ事業と子育てエコホーム支援事業で分けて申請する場合、先進的窓リノベ事業で申請する補助額は5万円以上とします。

両事業の補助額を合算することはできません。

 

補助金額

一戸あたり5万円から最大200万円まで

補助金額は工事内容・住宅の建て方・対象製品の性能とサイズによって異なります。

 

対象期間

補助対象期間

2023年11月2日~2024年12月31日までに工事が完了するもの

 

交付申請期間

2024年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くても2024年12月31日)

 

必要な書類について

先進的窓リノベ事業の申請に必要な書類は次のものになります。

  • 無料で登録する
  • 先進的窓リノベ2024事業 共同事業実施規約
  • 工事請負契約書(原契約)
  • 設置した窓・窓ガラス・ドアの性能証明書(交付申請時のみ)
  • 工事前後の写真(補助対象の箇所すべて)
  • 着工写真(予約時のみ)
  • 工事発注者の本人確認書類
  • 法人の実在確認ができる書類(工事発注者が法人の場合)
  • 既存住宅であることが確認できる書類(補助額が30万円以上の場合)

 

先進的窓リノベ事業のよくある質問

先進的窓リノベ事業 よくある疑問

先進的窓リノベ事業の制度についてよくある質問をいくつかピックアップしたので、それに答えていこうと思います。

ぜひ参考にしてください。

 

確定申告は必要?

補助額が一定額以上だと確定申告が必要になります。

住宅取得者等が個人の場合、補助金は一時所得に該当します。

ただし、所得額の計算上特別控除額50万円を控除することとされており、他の一時所得とされる所得との合計額が年間50万円を超えない限り、確定申告をする必要はありません。

 

なお、年間50万円を超えてしまう場合は税金がかかってしまうので、それを控除するためには確定申告が必要です。

「公庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書」に必要事項を書き込んで確定申告の時に提出してください。

そうすることで先進的窓リノベ事業の補助金に税金がかかることはありません。

 

他補助金と併用できる?

同一の窓・ガラスに対して、重複して国の他の補助制度から補助を受けることはできません。

なお、地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものを除き併用可能です。

 

交付申請に費用はかかる?

交付申請には費用はかかりません。

ただし、申請に必要な証明書類の準備に費用がかかる場合があります。

 

先進的窓リノベ事業の補助金を受ける時の注意点

先進的窓リノベ事業 補助金 注意点

予算上限に達したら早く締め切られる可能性がある

補助金なので、応募数が多く予算上限に達したら締め切られてしまいます。

対象期間は長いですが、それよりも早く締め切られる可能性があることを考慮して、早めに申請できるように行動してください。

 

住宅以外の工事は対象外

先進的窓リノベ事業の対象は住宅のみです。

店舗や事務所など、住宅以外の建物は対象外となるので注意しましょう。

店舗・賃貸併用住宅の場合、自宅部分の窓のみ補助対象となります。

 

交付申請の予約は工事に着手してから行う

交付申請は住宅所有者ではなく工事請負事業者が行う者ですが、交付申請ができるのは工事に着工してからになります。

 

補助金申請が通ってから工事に入れるわけでないので、補助金を確実に受けられるわけではないことを把握しておきましょう。

補助金を受けるためにも、早い段階からの準備が必要です。

 

子育てエコホーム支援事業との併用も使うといい

子育てエコホーム支援事業は、合計補助額が5万円未満の場合は申請することができません。

 

しかし、先進的窓リノベ事業と併用することで、必須工事を含んでいるとみなされて合計補助額2万円以上で申請することが可能になります。

先進的窓リノベ事業を使って窓のリフォームをして、それが使えない個所で子育てエコホーム支援事業を併用することで、最大260万円の補助金をもらうことができます。

 

ぜひ併用してもっとお得にリフォームを行いましょう。

 

まとめ

今回は、お得に窓リノベができる補助金制度を紹介しました。

これから窓のリフォームを考えているのなら、ぜひ利用してみてください。

先進的窓リノベ事業では、工事事業者との連携が必須なので、しっかり相見積もりをして信頼できる建設業者を探してください。

 

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