2022年になり、政府は3%超の賃金アップを目指しています。
建設業でも賃上げの動きがありますが、現状はどうなのでしょう。
賃上げが重要視される理由とは?
賃上げが重要とされているのには、3つの理由があります。
1つは、賃金の上昇による消費活動の増加です。
給料が増えれば自由に使えるお金が増えるため、今まで我慢していた分お財布の紐がゆるむ人が増えるでしょう。
多くの人がそうなれば、経済の活性化に繋がります。
2つ目は、賃金が上がらないのに増税などにより物価が上がっているからです。
画像出典元:Newscrunch
上のグラフは消費者の平均月収と物価の変動を表しています。
2014年に8%の増税、2019年に10%の増税が行われており、増税されるたびに賃金が下がっていることが分かります。
賃金を物価に合わせて上昇させることで、消費者の負担が減り最終的には経済の活性化に繋がります。
またいつ増税が行われるか分からないので、ここで賃上げを行って消費者の負担を減らして欲しいですよね。
3つ目は、労働者が不当な環境で働かせられてしまうからです。
賃金が上昇しないということは、労働市場の調整機能が働いていない状態なのです。
そうなると、人手不足の企業は人を確保できないまま低賃金で労働者を働かせます。
逆に人手が余っている企業では、低賃金で人を働かせ続けます。
労働者への負担ばかりが大きくなり、鬱や過労死に繋がるのです。
建設業では賃上げに前向きな企業が多い!
下のグラフは、技能労働者の賃金の推移と他企業との比較です。
画像出典元:国土交通省
建設業の賃金は他と比べて低いですが、賃金上昇率は高く、2019年には製造業の賃金にかなり追いついています。
このグラフだけでも建設業が賃上げに前向きなだけでなくちゃんと実行している企業が多いことが分かります。
また、2021年度に行われた「賃金動向に対する意識調査」で、建設業は全業界の中で一番高かったようです。
このように、建設業は賃上げを肯定している企業が多いのです!
賃上げのメリット
では、賃上げをすることは実際にどんなメリットがあるのでしょう。
人手の確保に繋がる
賃金がアップすることで、その業界に対するイメージがアップします。
「賃金アップに前向きなんだ」と認識されれば、建設業の課題である人手の獲得が見込めます。
従業員満足度が上がる
賃金アップは従業員満足度に直接いい影響を与えます。
従業員満足度が上がることでモチベーションも上がり、生産性向上にも繋がります。
また、会社への信頼度も高まるため、離職率も低下するでしょう。
支援が受けられる
賃上げに取り組む企業は、「賃上げ促進税制」という税制優遇が行われます。
大企業には雇用者全体の給与等支給額の増加額の最大30%を税額控除、
中小企業には雇用者全体の給与等支給額の増加額の最大40%を税額控除するというものです。
【対象者】
青色申告書を提出する大企業/中小企業
【適用期間】
令和4年4月1日から令和6年3月31日の間に開始する各事業年度
詳しくはコチラをご覧ください。
加点措置がある
政府は、賃上げを表明した企業に対し、4月以降に契約する公共工事や業務の入札で加点措置を講じるそうです。
対象は、国の機関が総合評価落札方式で実施する工事や業務、物品役務などのすべての業務です。
年間で大企業が3%、中小企業が1.5%の賃上げ表明をすることで、加算点・技術点で5%以上の加点を受けることができます。
このように、賃上げは多くのメリットがあるのです!
人手不足の建設業が前向きに取り組むのも分かりますよね。
しかし、
「賃金アップだけで人手が確保できるか不安」
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