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建設業も導入すべきバーティカルSaaSとは?注目理由や具体例を紹介

SaaSとは、インターネットがあれば場所を選ばず利用できるサービスのことを指します。

最近はこのような場所を選ばないサービスを利用する企業も増えてきていますが、業種によっては導入が難しいところもあります。

そこで増えてきているのがバーティカルSaaSです!

 

バーティカルSaaSとは何か、建設業でのSaaSの例など、建設業向けに紹介していこうと思います。

 

バーティカルSaaSとは?

バーティカルSaaSとは、特定の業種・業界に特化したSaaSのことです。

医療業界や建設業界などの専門的な分野では、その業界特有の決まりがあります。

そのため、業界に詳しくない企業がサービスを開発しても現場で使えないことがあるようです。

 

そのような独自のルールがある業界でも、ノンストレスで使えるように作られたのがバーティカルSaaSです。

 

業界の内情を知っている経験者や業界に関係している企業が開発することが多いようです。

バーティカルは「垂直」という意味があり、特定の業界で使いやすいサービスを深掘りしていくという意味があります。

 

【バーティカルSaaS対象業界の例】

  • 建設業
  • 医療
  • 農業
  • 不動産
  • アパレル
  • 旅館
  • 介護
  • 士業

 

ホリゾンタルSaaSとの違い

バーティカルSaaSと似た単語でホリゾンタルSaaSというものがあります。

汎用性の高いSaaSのことをホリゾンタルSaaSといい、一般的なSaaSはこちらを指します。

業界を選ばずどこでも使えるものなので、「水平方向」を意味するホリゾンタルという単語が使われているのです。

 

バーティカルSaaSが注目されている理由

特定業界からは、今までIT化が難しかった業界でもクラウド型ソフトウェアが使えるようになるということで、注目を集めています。

 

ホリゾンタルSaaSが使えない業界では、クラウドサービスの利用が普及していきません。

そうなると、アナログで処理しなければいけない仕事が減っていかないので、作業効率が悪く従業員の負担も大きくなってしまいます。

 

バーティカルSaaSが開発されたことでそのような課題を解決できるため、建設業や病院などの特定分野から注目を集めているのです。

SaaSを開発する企業からは、競合が少なく独占しやすいという理由から注目されています。

 

ホリゾンタルSaaSと違って、バーティカルSaaSは利用する業界が限られています。

そのため、参入するハードルは高いですが、競合が少ないため市場を独占しやすいようです。

業界の内情をしっかり把握しニーズに合ったサービスを提供する必要がありますが、それができれば顧客が定着して安定的な展開ができるということで注目されています。

 

バーティカルSaaSのメリット・デメリット

メリット

競合が少ない

特定の業界・業種に特化している点、業界のことをよく知っていないと開発できない点などから、参入する企業が少ないです。

競合が少ないため市場を独占しやすいというメリットがあります。

 

顧客が離れにくい

ターゲット業界が狭いため、顧客のニーズが把握しやすく迅速に対応できます。

それにより、顧客満足度の高いサービスを提供することができるため、顧客が離れにくいです。

競合が少ないことで、なかなか他のサービスに移りづらいという特徴もあります。

 

高いシェアを占めることができる

特定の業界・業種に特化しているため、その市場でのトップシェアを狙いやすくなります。

参入企業が少ないうちに知名度を得られれば、高いシェアを維持することができるでしょう。

 

デメリット

市場がせまい

市場が狭いので、ホリゾンタルSaaSに比べると知名度を上げることができず事業を拡大していくことが難しくなります。

狭い市場は上に上がりやすいですが、そこから広がっていく機会が少ないことも把握しておきましょう。

 

業界分析を徹底する必要がある

独自のルールがある業界・業種で使えるサービスを開発する必要があるので、業界の内情やルールなど、業界分析を徹底しなければいけません。

徹底した市場分析・ニーズ分析が重要であり、変化する業界の内情を常に把握する必要があります。

 

成長幅が少ない

やはりターゲット業界・業種が狭いため、サービスの導入母数が少なく事業の成長幅も狭くなってしまいます。

顧客が少なすぎるとシェアを独占できても収益が少ないため、事業を継続できなくなる可能性があることも考慮しましょう。

 

建設業におけるバーティカルSaaSの例

建設業におけるバーティカルSaaSはどんなものがあるのか気になりますよね。

バーティカルSaaSの事例を3つ紹介しようと思います。

 

アンドパッド

バーティカルSaaS建設業向けのクラウド型建設プロジェクト管理サービス。

利用者数18万人、ユーザー数47万人以上と、建設現場に欠かせないツールになってきています。

 

従来、紙やエクセルで管理していた写真や資料をクラウド管理でき、施工管理・受発注業務など、建設業で必要になることを一括管理できます。

チャット機能もあるので、現場でのコミュニケーションを今までより気軽に行えます。

API連携もできるので、既存ツールのデータをそのまま移すことも可能です。

 

Photoruction

バーティカルSaaS Photoruction 写真や図面などの管理ができるバーティカルSaaS。

30万件の建設プロジェクトに導入されており、生産性向上に役立つツールとして注目されています。

 

登録された写真は自動で整理され、関係者と共有されます。

複数のプロジェクトを一括管理できるのも大きなメリットです。

電子小黒板も搭載しており、履歴機能・定形黒板など、現場での入力作業を削減する機能がついています。

レイアウトも変更できるので、現場に合わせて一番見やすいものに変更できます。

 

図面も管理でき、大容量の図面でも高解像度かつ高速で閲覧できます。

データで管理しているので、モバイル端末があればいつでもどこでも確認できます。

 

KIZUNA

バーティカルSaaS KIZUNA 建設

建設業向け工事受発注プラットフォーム。

建設業と20年以上関係のある株式会社 デジタル・コミュニケーションズが、建設業の人手不足を解消しもっと盛り上げていくために提供しているサービスです。

 

協力会社がほしい企業と仕事がほしい職人が、掲示板上で気軽につながれるサービスであり、完全審査制で安心して利用できます。

掲示板もシンプルで使いやすいので、ITツールに疎い方でもすぐに使いこなすことができます。

登録も無料なので、ぜひ一度登録してみてください。

有料プランもあり、そちらでは応募がしやすくなる機能を多く提供しています。

 

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バーティカルSaaSを導入して作業効率をアップしよう

バーティカルSaaSは、特定業種にとって今後さらに必要になってくるものです。

作業効率を上げて従業員の負担を減らすためにも、バーティカルSaaSのことをよく知って、積極的に導入していきましょう。

 

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