人手が足りていない現場では、一人作業を強いられる場面も多いのではないでしょうか。
しかし、一人作業は周りに見ている人がいないため事故につながる可能性があります。
一人作業の危険性と安全対策を見てきましょう。
一人作業が危険と言われる理由
一人作業が危険だと言われている理由はいくつかあります。
まずは危険な理由を見ていきましょう。
危険性に気づけない
一人で作業を行っていると、危険な行動をしていても本人目線では気づかないことがあります。
危険性に気づかずに作業を続けてしまい、事故が発生してしまうのです。
また、大きな荷物を運ぶ、脚立に上って作業するなど、通常は数人体制で行う作業も一人でやらなければいけないため、無理をしてケガをする可能性があります。
慣れによる不注意
作業に慣れてくると、決められている手順を省略したり、確認を怠ったりして事故につながる場合があります。
一人だとやらなければいけない作業が多いので、手間を省く行動をしやすいです。
時間がない場合や作業に慣れてきた場合でも、決められた手順をしっかりこなして事故を防ぐ必要があります。
過労
自分一人で全ての仕事をこなさなければいけないので、労働時間が長くなりやすいです。
疲れていると正常な判断がしにくくなるので、ミスをしやすくなります。
また、夏は熱中症になる恐れがあり、万が一なってしまうと周りに知らせる人がいないのでとても危険です。
不慣れな作業によるトラブル
慣れていない作業を一人で行うことで、危険な手順を踏んだり不注意な行動をしたりして事故につながりやすいです。
慣れていない作業は誰でも失敗しやすいので、その作業の知識がある人を近くに配置する必要があります。
想定外の出来事に対応できない
人は予想外のことが起きるとパニックを起こし、正常な判断ができなくなります。
正常な判断ができないと事故につながるリスクが高まります。
同じ状況下にある人が他にいるだけでかなり安心できるので、パニックになりにくく冷静に対処できるでしょう。
ホウレンソウを怠る
一人だと報告・連絡・相談を怠りやすいです。
いちいち報告するのが面倒くさい、時間がかかるなどの理由で、何か問題が起きても報告をしない可能性があります。
一人だとホウレンソウを怠っても咎める人がいないため、問題を隠蔽する恐れがあります。
一人作業は法律で禁止されている?
一人作業は法律で禁止されているわけではありません。
しかし、一人作業をしてはいけない場面というのは決められています。
一人作業をしてはいけない作業
- 法律的に監視員などを配置しなければいけない作業
- 施主、JFE所長が禁止する指定場所での作業
- 作業現場に請負業者が一名だけ入場しての作業
- 作業場所に1名しかおらず、他作業員と連絡が困難な作業
一人作業をしてもいい作業
- 共同で作業する人が目の届く範囲での作業
- 作業責任者等が状況を容易に確認・指導でき、常時連絡がとれる状況での作業
一人作業を行う際の安全対策とは
一人作業は極力避けた方がいいですが、人手がどうしても足りない状況ではやむを得ない場合もあるでしょう。
そういった場合、一人作業を安全に行うためにはどのような対策をすればいいのでしょうか。
安全対策方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
作業における危険性の把握
作業前に、作業場所の危険箇所や起こりそうな事故を想定し、把握しておきましょう。
危険箇所が分かっていればそこに近づかないことができますし、事故のリスクがある行動を把握していればその行動をしないように意識できます。
一人作業が発生する場合は特に、危険を認知することで事故を防ぐことができます。
技術の習得
一人作業をする人は、慣れていない人ではなく知識や技術のある人を選びましょう。
そういった人材がまだ育っていない場合は、技術や知識を十分に習得した状態になるまで育てましょう。
あるいは、一人で作業中もすぐに相談や連絡ができる環境を整え、未熟な状態でも安全に作業できるようにする必要があります。
マニュアルの作成
マニュアルを作成することで、技術が未熟でも危険を冒すことなく作業することができます。
作業の流れや危険な行動など、知っておくべき情報をしっかり載せて誰でもマニュアルをみれば作業できるような状態になればいいと思います。
ただし、建設業は特に知識や経験が必要になる作業が多く、マニュアルではこなせないものも多いと思います。
そのような場合はすぐに相談できるよう、いつでも連絡や状況が把握できる環境を整えておくことが重要です。
必ず連絡がとれる状態で働く
先程から言っている通り、いつでも状況把握や相談ができるように、作業中でも連絡できる環境を整えることが重要です。
そこでおすすめなのが、ハンズフリーで作業中でも人と会話ができる通話ソリューション「BONX BUSINESS」です。
BONXアプリとイヤホンがあれば利用でき、面倒な管理が必要ありません。
専用のイヤホンであればマイクも搭載されているので作業中でもコミュニケーションをとることができます。
同時に複数人と会話することができ、連続7時間の利用が可能です。
作業中でも気軽にコミュニケーションがとれるため、一人作業の現場でおすすめのソリューションなのです!
導入メリットや機能、料金など、詳しくは次の記事で紹介しているので、ぜひ一度ご覧ください。

作業場所の一元管理
作業環境、作業場所は作業員だけが把握していればいいわけではありません。
万が一事故が発生した際、場所が分かっていればすぐに助けにいくことができます。
定期的に巡回を行って声掛けしていくのが理想ですが、人手が足りないのであればそれを実現するのは難しいでしょう。
そこで、作業場所の範囲に防犯カメラを設置することをおすすめします。
防犯カメラであればいつでも管理できますし、人を巡回させる必要もなくなります。
作業場所の防犯対策にもつながるので、メリットが大きいです。
こちらの記事では建設現場でおすすめの防犯カメラを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

徹底した体調管理
作業での事故は、体調不良でも起こります。
一人の場合は特に、自分の体調の変化をおろそかにしやすいです。
自分がやらないと作業が進まないので、ちょっとしんどくても我慢してしまうのです。
作業前に必ず第三者が体調を確認し、作業が困難と判断したら一人で作業を行わせないようにしましょう。
また、作業中はこまめな休憩と水分補給を行うように助言し、作業中でも定期的に確認するようにしてください。
一人作業をなくすためには、人手不足の解消がカギ
一人作業は事故のリスクが高く、従業員の負担も大きくなるのでなるべく一人になる状況を作らないようにする必要があります。
そのためには、人手を確保して複数人体制で働けるようにする必要があります。
求人応募は採用まで長い時間がかかりますし、人に魅力を感じてもらえる求人内容にするなど、かなり手間がかかります。
すぐに人手を確保したい場合は向いていません。
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