独立して一人親方になった際、名刺を作るか迷うと思います。
忙しいと後回しになりがちですが、名刺は自分や会社の存在を明示するものなのでビジネスに大きく役立ちます。
名刺を作るとどんなメリットがあるのか、どうやって作ればいいのかなどここで知っていってください。
一人親方が名刺を作るメリット
一人親方が名刺を作るとどんなメリットがあるのでしょうか。
見ていきましょう。
信頼度が上がる
一人親方は個人事業主のため、独立したばかりの時は社会的信用がありません。
名刺を持つことで個人事業主としてちゃんと働いていることをアピールでき、相手に信頼してもらえるのです。
名刺があるからこそ安心してビジネスの話ができるというものです。
営業がしやすくなる
個人事業主は、社長であることに加えて営業マンでもあります。
会社に勤めていた頃とは違って、仕事を得るために営業も行わなければいけないので、そのために名刺は必須なのです。
営業をかける際は名刺がないと信用してもらえないので、一人親方には欠かせないものなのです。
自己紹介が簡単になる
名刺には名前や仕事内容など自社の全てを記載できるので、自己紹介をする際に手間が省けます。
口で説明すると長くなる内容も、名刺を見てもらえれば分かるので自己紹介は短めにビジネスの話に時間を割くことができます。
認知度が上がる
名刺をビジネス相手に渡しておくと、今はなくてもいつかビジネスチャンスに繋がる可能性が高まります。
名刺があることで相手に覚えてもらうことができ、繋がりを持っていればいざという時に依頼してもらえるでしょう。
どこにビジネスチャンスが転がっているか分からないので、種を蒔いておくのは大事です。
名刺にのせるべき項目は11個ある!
名刺を初めて作る場合、どんなことを記載すればいいのか分からないですよね。
名刺に乗せるべき項目は11個あるので、ここで確認していってください。
氏名
自分の名前は名刺で欠かせない項目です。
見やすいように真ん中に大きく表記しましょう。
なお、名刺に載せる氏名は本名じゃなくても構いません。仕事用の名前がある場合はそれを
表記してください。
また、もらった人のことを考えてフリガナやローマ字表記を添えておくと丁寧です。
屋号
屋号は、個人事業主や一人親方が自分のお店や事業につける名称のことです。
会社でいう社名のことなので、こちらも氏名の次に大きめに表記しましょう。
氏名同様、読みにくい場合はフリガナやローマ字表記を付け加えるといいです。
肩書き
肩書きがある場合は表記しましょう。
一人親方であれば肩書は「代表」にするのが一般的です。
「代表取締役」は会社の時に使う肩書なので、個人事業主は使わないようにしましょう。
「社長」は法的な制限はありませんが、法人と勘違いされやすいので避けた方が無難です。
肩書があると相手に自分の立場を伝えることができるので、安心感を与えることができます。
職種
自分がどんな仕事をしているか表記することで、どういう人物かはっきりするので相手に安心感を与えることができます。
「総合建設業」のように大まかに表記するより、「電気工事」「内装業」など具体的に示す方が分かりやすいのでおすすめです。
所有資格
資格を持っている場合、持っているもの全てを表記するようにしましょう。
資格は自分の能力や経験をアピールするものなので、書いて損することはありません。
ビジネスチャンスにも繋がるので、積極的に書いていきましょう。
住所
事務所がある場合は住所を記載することで、どの地域を仕事範囲としているのかある程度分かります。
範囲が分かるとビジネスの誘いもしやすいので、記載することをおすすめします。
しかし、住所の記載は必須ではないので、自宅を事務所にしている場合は無理に記載しなくて大丈夫です。
メールアドレス
メールアドレスは相手が気軽に連絡できる手段なので、表記しておくとビジネスチャンスに繋がりやすいです。
スペルを間違えないようにしましょう。
電話番号・FAX番号
電話番号やFAX番号も連絡手段の一つなので、できれば記載しておきましょう。
ホームページ・SNSのURL
ホームページやSNSのアカウントを持っている場合は、記載しておきましょう。
ホームページやSNSを見てもらえれば会社の雰囲気や仕事内容が分かりますし、会社にもっと興味を持ってもらいやすいです。
営業時間
営業時間を明記しておくことで、営業時間外の問い合わせを防ぐことができます。
それにより、ビジネスの話が来た時に素早く対応することができるでしょう。
QRコード
QRコードがある名刺を見たことがあると思いますが、これはQRコードを経由してサイト上で名刺に記載できない情報を載せているのです。
こうすることで、名刺にビッシリ書き込むことを回避し、デザイン性のある名刺を作ることができます。
書く内容が多い場合、名刺に余白を残したい場合はQRコードを活用するといいでしょう。
名刺の作成方法は?
名刺の作成方法は次のものがあります。
印刷会社に依頼する
印刷会社に依頼する方法があります。
プロがデザインや印刷をしてくれるため、品質の高い名刺が出来上がります。
複雑なデザインや今までにないデザインにしたい場合は印刷会社に依頼するのがいいでしょう。
費用相場:5~8万円
通販で購入する
名刺の通販サイトが存在しているので、簡単におしゃれな名刺を作ることができます。
テンプレートが用意されているので、オリジナルデザインを作ることはできませんが印刷会社に依頼するよりも早く名刺を作ることができます。
費用相場:3500円~(サイトによる)
自分で作成する
名刺は自分で作ることもできます。
無料のデザインツールで作るのはもちろん、Wordのテンプレートで作ることもできます。
ツールであればCanvaがおすすめです。
テンプレートはもちろん画像や写真素材も用意されているので、組み合わせることでオリジナルの名刺を作ることができます。
費用相場:0円~
名刺のデザインを考える時のポイント3つ
印象に残るデザインにする
名刺のデザインは会社の顔になります。
そのため、会社の色が出るようなデザインにしましょう。
名刺が印象に残るものだと名刺交換の時に話題の一つになりますし、交換後時間が経っても思い出してもらいやすいです。
余白を作る
情報を詰めすぎてしまうと、名刺が文字で埋め尽くされて読む気を失います。
自分が受け取る側の場合、文字で埋め尽くされた名刺は逆に信用度が下がりますよね。
名刺を作る際は、ある程度余白を残すことで見やすくおしゃれになります。
フォントを統一する
文字のフォントは統一するようにしましょう。
いろんなフォントを混ぜてしまうと、名刺の内容が見にくくなってしまいます。
名刺でおすすめのフォントは、シンプルな明朝体かゴシック体です。
デザイン性はもちろん大事ですが、相手が読みやすいかが優先なので覚えておきましょう。
かっこいい名刺を作って認知度を広めよう
自分の紹介が書いてある名刺はかっこいいものを使いたいですよね。
特徴的な方が相手の印象に残りやすいため、ビジネスにも繋がりやすくなります。
業者に頼む場合も自分で作る場合も、ビジネスのことを考慮したかっこいい名刺を作ってください。
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