最近、女性で施工管理をしている人が増えているようです。
実際に建設業で働く方からも、「施工管理は女性に向いている仕事」だとよく聞きます。
一体どういう点が女性に向いているのか、逆にきつい点はどこなのか、しっかり把握していきましょう!
施工管理に興味がある女性は、ぜひ参考にしていってください♪
近年、女性の施工管理者が増えている!?
建設業連合会の調べによると、2023年度の女性技能者の比率は全体の2.7%でした。
しかし、2024年の厚生労働省の調べによると、女性技能者は全体の10%と、7.3%も増加しています。
他職種と比べるとまだまだ少ないですが、女性を歓迎する会社が増えたことで、環境が整って女性が施工管理や技能者を目指す割合も増えてきているのです。
実際に建設業で働いている方に、「施工管理は女性に向いている」「実際に女性が施工管理として活躍している」という話を聞く機会が増えています。
このように、施工管理での女性の需要が高まってきているのです!
女性が施工管理に向いていると言われる理由
では、なぜ施工管理は女性に向いていると言われるのでしょうか。
その理由を探っていきましょう。
気配りが重要な仕事だから
施行管理は現場管理がメインの仕事です。
現場の安全のためにも、職人さんの体調を気にして声掛けをするなど、細やかな気配りが必要です。
女性は日常の細かな変化に気づくことが多く、人とのコミュニケーションにおいても細やかな気遣いができます。
予算・品質・安全など、どの管理においても気配りをして細かな変化に気づく能力は重要です。
そのため、もともと細かな気配りの能力が備わっている女性は、施行管理に向いているのです。
力仕事がほとんどないから
施行管理は、現場の管理をする仕事なので力を必要とする作業はほとんどしません。
発注者との打ち合わせや書類作成、安全管理、品質管理、原価管理など、デスクワークがメインです。
力を必要としないため、女性でも気軽に目指すことができるのです。
マルチタスク処理能力が必要だから
施行管理は、こなさなければいけいない仕事の幅が広いです。
現場管理だけではなく、安全管理・健康管理・原価管理・品質管理など、現場における全ての要素を管理しなければいけません。
そのため、マルチタスクができなければ全ての仕事をこなすことは難しいのです。
女性は、複数の物事を同時にこなすことが得意なので、施工管理のように同時にこなす仕事が多くても器用に進めていくことができます。
時間の融通が利くから
施行管理は、仕事の幅は広いですが、スケジュールをうまく調整すれば時間に余裕を持つこともできます。
そのため、子育てによる時短勤務も取り入れやすいのです。
今後出産を考えている方も、施工管理になって時間調整を上手にすれば、子育てをしながら施工管理を続けていくこともできます。
当然、そのためには社内の協力も必要です。
お互いに協力しながら、余裕をもって働けるような環境を整えていきましょう。
資格がなくても挑戦できるから
施行管理は資格がなくてもなることができます。
そのため、女性や未経験の方でも挑戦しやすいのです。
施行管理として働きながら、施工管理技士の資格を取ることができれば、収入アップや昇給もできるでしょう。
このように、目指すハードルが低いことも、女性が目指しやすいと言われる所以でしょう。
女性が施工管理に就くメリット
では、女性が施工管理になるメリットを見ていきましょう。
キャリアの幅が広がる
施行管理は、現場に関するさまざまな管理をする仕事なので、実績を積めば多くのスキルを身に付けられます。
施工管理技士の資格を取れば管理できる現場の幅も広がるため、さらなるスキルアップを目指せます。
施行管理は人手不足で需要が高いため、転職もしやすく自分の求める環境で働くことができます。
給料も高いので、将来的にも安定した生活を実現できるでしょう。
女性ならではの視点を活かせる
女性ならではの気配りやコミュニケーション能力を活かしながら働けます。
何気ない気配りで職人さんや発注者に感謝されたり、細かなスケジュールで安全に現場を完了できたりした時は大きなやりがいを感じられるでしょう。
給料が高い
施行管理は需要が高い割に人手不足なため、どの会社も給料を高く設定しています。
施工管理技士の資格を持っていればさらに需要が高くなるので、高収入を目指せます。
将来、子供を産むことやその後の生活のことを考えたら、給料の高い施行管理になることは賢い選択と言えるでしょう。
職場に復帰しやすい
働く女性にとってネックなのは、出産や育児のタイミングで職場に復帰しにくくなるという点でしょう。
しかし、施工管理で必要となる専門知識やスキルは、時が経ってもほとんど変化しません。
そのため、数年離れても職場に復帰して今まで通り仕事ができるのです。
復帰しやすいため、安心して産休・育休が取れるのです。
可愛がってもらえる
建設業は、圧倒的に男性が多いです。
そのため、そこに女性が入るだけで現場が華やぎます。
会社や職人さんたちの雰囲気にもよりますが、基本的に可愛がってもらえるため、仕事がしやすいです。
もちろん、自分が可愛がられるようなコミュニケーションを取る必要がありますが、基本的に優しくしてくれる人が多いでしょう。
女性がきついと思う点
ここまで施工管理の良さを押してきましたが、もちろんきついこともあります。
どんなことが大変なのか知ってきましょう。
男社会
上記でもお伝えしたように、建設業はほとんどの従業員が男性で、現場は完全に男社会です。
長く勤めている人が偉い、年長者が偉いという暗黙の了解があり、年下や経験の浅い人は逆らえないといった雰囲気があります。
昔の価値観もった人ばかりだと、セクハラをされることもあるかもしれません。
そういった男社会特有の雰囲気が苦手な人は、続けていくことが難しいかもしれません。
もちろんそういう会社ばかりではないので、しっかり入る会社を見極めましょう。
環境・設備がまだ発展途上
建設業は、女性の技術職がいるところがまだまだ少ないです。
そのため、トイレや更衣室など、女性専用の場所が用意されていないところもあります。
特に、現場の仮設トイレは男性だけだと綺麗にするという意識が低くなるため、女性がするには衛生的にきつい場合もあります。
既に女性用の設備が整っている会社を探すか、自分から女性用の設備を作ってほしいと打診する必要があります。
体力がある程度必要
施行管理はデスクワークが多いと言いましたが、定期的に現場へ赴いて様子を見たり、現場を巡回して職人さんとやりとりをしたりと、現場と事務所を行ったり来たりすることが多いです。
そのため、ある程度体力がないと続けていくことが難しいです。
常にデスクワークで快適な環境で働くことを想像していると、しんどい思いをするでしょう。
やることが多くて忙しい
施行管理は、安全管理、原価管理、品質管理、発注者との打ち合わせ、職人への声掛けなど、業務が多岐にわたります。
やることが多いので、一日で作業が完結することはなく、工事が完了するまで気を抜くことはできません。
キャリアを積んでいくと、一度に複数の工事を管理するケースも出てくるため、常に忙しい状態が続きます。
さらに人手不足なので、周りの人と分担しながらやることが難しいかもしれません。
忙殺されてプライベートがなくならないように、自分で仕事量を調整する必要があります。
どういう人が施工管理に向いている?
ここまで見てきましたが、どういう人が施工管理に向いているのでしょうか。
自分にも当てはまる部分があるか、確認していってください。
いろんな人とコミュニケーションを取るのが好き
施行管理は、施主や発注者との打ち合わせ、職人とのやりとり、健康チェックなど、さまざまな人とコミュニケーションをとる必要があります。
そのため、人とコミュニケーションを取って協力しながら働いていくのが好きな人に向いています。
柔軟な対応力がある
施行管理は、発注者や職人など多くの人とコミュニケーションを取りながら、現場のスケジュールを調整し管理していきます。
しかし、天候や発注者の要望によってはスケジュール通りに進まなくなることも多々あります。
そうなった場合、即座にスケジュールを変更し、発注者や職人に動きの変更を伝える対応力が必要です。
そのため、イレギュラーの事態が起きても冷静に対応できる人が向いています。
スケジュールを立てるのが得意
施行管理は、現場のスケジュールを立てそれに沿って工事が進行するように現場を管理していきます。
そのため、スケジュールを立てるのが得意な人に向いています。
その際、スケジュール通りに進むように周りを引っ張っていく力も必要です。
体を動かすのが好き
施行管理は、現場と事務所を行き来して、現場の状況を把握しながらその他管理をしていく仕事です。
デスクワークだけでなく現場を巡回して様子を見ることも多いので、体を動かすのが好きな方に向いています。
炎天下や極寒の中でも現場に行かなければいけない時も多いので、体力がないと続けていけません。
臨機応変に対応できる
工事は、必ずスケジュール通りに進行するとは限りません。
スケジュール通りにいかなかった時、冷静にスケジュールを変更する臨機応変な対応力も必要です。
イレギュラーが起きた時に冷静に対応できる人は、施工管理に向いています。
メンタルが強い
施行管理は現場すべての管理を行うため、大きな責任がのしかかります。
その他にも、納期に間に合わせなければいけないというプレッシャーも大きく、発注者と職人さん両方の意見を聞いてすり合わせを行う必要があります。
そういった様々な要因からストレスを感じやすいので、メンタルの強さが必要です。
メンタルに自信がある人は施行管理に向いています。
リーダーとしてみんなを引っ張っていくのが好き
施行管理は現場のリーダーとして、スケジュールに沿ってみんなを引っ張っていく仕事です。
そのため、「幹事をするのが好き」「みんなに声をかけて引っ張っていく のが好き」という方に向いています。

いかがでしたか?当てはまる項目が多いほど、あなたは施行管理に向いています!
今の環境を変えたい、給料を上げたい!などの希望がある方、ぜひ施行管理も視野に入れてみてください♪
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