新築でマイホームを建築中の方にとっては、家が出来上がっていく過程を見るのも楽しいですよね。
現場に足を運ぶことも多いと思いますが、その時大工さんに差し入れをした方がいいのか悩む方も多いと思います。
今回は、大工さんに差し入れをする時のタイミングやマナー、差し入れにおすすめのものを紹介していきたいと思います。
大工さんへの差し入れはみんなしているの?
今はみんなが差し入れをしているわけではありません。
昔は、お餅やお菓子、お金撒きをして大工さんを労っていたそうです。
ご祝儀も当たり前でした。
しかし、時代の変化により差し入れをする人も減ってきたそうです。
昔のようにする必要はありませんが、家を作ってくれる大工さんに感謝を伝える手段でもありますので、軽い差し入れを持っていくことをおすすめします。
差し入れは迷惑にならない?
差し入れは迷惑になりません。
飲み物の差し入れだけでも大工さんは喜んでくれます。
季節やタイミングにあった差し入れを持っていけばなんでも喜んでもらえますし、大工さんと仲良くなるきっかけにもなります。
見学に行く際は、ぜひ積極的に差し入れを持っていきましょう。
大工さんに差し入れるタイミングはいつ?
大工さんに差し入れるタイミングは、作業開始前や休憩時間がベストです。
基本的に作業開始前の10時、お昼休憩の12時、中休みの15時のタイミングで差し入れをすると喜ばれるようです。
作業中に差し入れしても、すぐに飲んだり食べたりできないため一番おいしい状態で提供することができません。
せっかく差し入れをするなら、休憩時間に合わせてすぐに渡たすのがおすすめです。
なお、見学に関しても上記3つの時間帯に訪問するのが望ましいです。
作業中だとすぐに対応できないので、大工さんも困ってしまうそうです。
覚えておいてください。
頻度は?
週に1回の差し入れが一般的のようですが、ご自身が見学に行くタイミングで用意していくのがいいです。
そんな頻繁に渡すのも大工さんに気を遣わせてしまいますし、無理のない頻度で大丈夫です。
差し入れをする際のポイント
せっかく差し入れしたのに、大工さんに気を遣わせて「迷惑だな」と思われたらいやですよね。
差し入れをする際は、以下のポイントをしっかり把握していってください。
人数を把握する
差し入れを用意する前に、大工さんの人数を聞いておきましょう。
大工さんの人数はその日によって変わる場合も珍しくありません。
上棟式の場合、上棟日は大工さんが10人程集まるため、事前に人数を確認することをおすすめします。
頻繁に見学に行く場合は何度も聞きづらいと思うので、一度現場に行って人数を把握してから差し入れを用意するという方法もあります。
できれば好みを聞く
人数が少ない日でもし聞けるようであれば、大工さんの好みを聞くと差し入れがしやすくなります。
特にコーヒーは微糖・無糖などの好みが分かれやすいので、好みを聞いてから用意することをおすすめします。
季節に合わせて差し入れを考える
夏場にチョコレート、冬場に冷たい飲み物など、季節に合わないものは持っていかないようにしましょう。
自分がもらう立場だったら、かなり扱いづらくて困りますよね。
夏なら塩気のあるもの、冬なら暖を取れるものなど、季節にあったものを持っていくようにしてください。
扱いづらいものは控える
季節問わず、扱いづらいものってありますよね。
腐りやすいものや好き嫌いが分かれるもの、すぐに食べられない、飲めないものは持って行かないようにしてください。
詳しくは「逆にもらうと困る差し入れは?」の項目で紹介しているのでご覧ください。
【大工さんの本音】喜ばれる差し入れはズバリこれ!
大工さんがもらって嬉しい差し入れにはどんなものがあるのでしょうか。
夏と冬に分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
夏
冷たい飲み物
汗をたくさんかく夏は、やはり冷たい飲み物が喜ばれるようです。
飲み物の種類としては、お茶・コーヒー・ポカリなどのスポーツドリンクがいいようです。
あと炭酸ジュースも喜ばれるようです。
キンキンに冷やしておいて、渡す時に冷たい状態で渡すようにしましょう。
同じ種類のものを持っていくより、違う種類のものをいくつか買っていて好きなものを選べるようにすることをおすすめします。
お茶菓子
袋詰めになっていて手軽に食べやすいお菓子を持っていくのもおすすめです。
休憩時間に軽く食べられますし、すぐに食べなきゃいけない訳ではないのでいつ食べるか自分で選べるところもいいですよね。
クッキー・煎餅などがいいと思います。
チョコレートは溶けてしまうので避けましょう。
お菓子の種類で言うと、ルマンドやエリーゼのようにちょっとつまめるものがおすすめです。
アイスキャンディー
夏はやっぱりアイスですよね。
大工さんとしても、体温が一気に下がるためアイスをもらうと嬉しいようです。
アイスは溶けやすいですが、アイスキャンディーなら他のアイスよりも溶けにくいのでもっていくのにおすすめです。
アイスの中でもシャーベット系などのさっぱりしたものがいいようです。
塩系の飴
夏は汗をかくので、塩気のある飴をもらえると嬉しいようです。
手軽に塩を摂取できる上に手も汚れないので、大工さんへの差し入れにピッタリですよね。
熱中症対策にも繋がります。
冬
暖かい飲み物
冬はやはり暖かい飲み物がいいようです。
ほっとしてリラックス効果もありますし、手先も温まるので作業がしやすくなります。
お茶・レモネード・ホットの缶コーヒーなどがいいと思います。
お茶菓子
冬も袋詰めのお菓子は喜ばれます。
チョコレート・クッキー・煎餅がおすすめです。
冬はパンなども喜ばれるようです。
肉まん
肉まんは冬の定番ですよね。
温まりますし、ボリュームもあって食べ応えがあるため、体力を使う大工さんにピッタリです。
好みを聞いて、肉まんとあんまん両方用意するのもいいと思います。
お酒の差し入れも喜ぶ人が多い!
仕事中に飲むことはできませんが、帰ってから飲む用に缶ビールを持っていくのも喜ばれるようです。
缶ビールなら家に帰って冷やすことができるので、その場でぬるくなってしまわないか気にする必要もありません。
上棟式のご祝儀が嬉しいという声もある
上棟式とは、完成の祈願と工事完了を祝う儀式のことです。
棟上げと呼ばれる、柱や屋根などの骨組みを作り上げた日に行われます。
義務ではありませんが、上棟式で大工さんにご祝儀を渡すことがあるため、差し入れよりご祝儀の方が嬉しいという声もあるようです。
しかし、人数が多いと負担も大きくなるので、予算を考えて持っていくかどうか決めましょう。
ご祝儀は、個人の場合一人あたり5000~10000円が相場です。
逆にもらうと困る差し入れは?
基本的に何をもらっても嬉しいそうですが、もらうと困ってしまう差し入れもあります。
確認していきましょう。
牛乳
牛乳は、まず好き嫌いが分かれるので持って行かない方がいいです。
特に夏はお腹を壊すリスクが高いですし、何かあっては困るのでやめましょう。
フルーツ
フルーツは、基本的に剥いたり切ったりしないと食べられないので手間がかかります。
もし持っていくならすぐに食べられる状態にしておくことをおすすめします。
夏のスイカなどは喜ぶ方も多いようなので、切った状態でもっていってください。
夏のチョコレートやパン
夏はチョコレートを差し入れても溶けてしまうので避けましょう。
また、パンも口の中がパサパサになってしまうので夏場は喜ばれないようです。
無理のない程度に差し入れしよう♪
大工さんは何を差し入れしても喜んでくれます。
季節や場面にあったものであれば困らせることはないと思うので、遠慮せずに差し入れをしていきましょう。
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