IT関連建設業 働き方改革

建設業でも活躍!AutoCAD webとは?機能や有料化について

建設業でも活躍しているAutoCAD web。

クラウド保存、インストール不要など、技術者にとって便利な機能が多く搭載されています。

 

今回は、そんな人気のAutoCAD webとはどういったものなのか、紹介していきたいと思います。

 

AutoCAD webとは

AutoCAD web とは

AutoCAD webとは、アメリカにある「Autodesk」という図面作成ソフトウェア開発を行っている会社が提供している図面の作成・編集ができる設計ソフトです。

Webブラウザだけでなくモバイルアプリもあるので、場所にとらわれることなくどこでも図面の確認・編集・共有ができます。

 

こちらの商品は、2020年7月に最初のモデルである「AutoCAD webアプリ プログラム」が始まりました。

しかし、IT技術の促進や働き方の変化により、2022年8月8日にwebアプリプログラムを終了し、モバイル端末でも利用できる新しいサービス「AutoCAD web」を開始したそうです。

Webアプリプログラムの時は、長期間無償でwebアプリ版のAutoCADが利用できましたが、AutoCAD webはサブスクリプションとして提供されています。

 

体験版はありますが、全ての機能を使い続けるには有料会員となる必要があります。

 

有料化してしまったのは既存ユーザーにとってはデメリットかもしれませんが、その分モバイル対応や使いやすさがパワーアップしているため、有益な変更といえるでしょう。

 

現在webアプリプログラムで無料アクセスできているユーザーは、サブスクリプションを契約してAutoCAD webの機能を使い続けるか、無料ユーザーとして機能が制限された状態のものを利用し続けることができるそうです。

 

しかし、仕事で使うのであれば作業効率や生産性を考えて有料会員になることをおすすめします。

 

AutoCAD webの特徴

AutoCAD web 特徴

では、AutoCAD webの特徴を見ていきましょう。

 

モバイル端末でも利用できる

一番の利点、webアプリプログラムとの違いはモバイルアプリがあることです。

Webブラウザ版とモバイル版どちらも利用できるので、事務所ではブラウザ版でPCの画面を使って操作する、現場ではモバイル端末を使ってアプリから操作するなど、場所を選ばずに気軽に使用できます。

 

なお、webアプリはAutoCAD webの一部サービスとしてオンラインストアで購入できるようです。

 

インストール不要

ソフトをインストールする必要がなく、サインインするだけですぐに利用できます。

利用ハードルが低いのも魅力です。

 

30日間の無料体験版がある

AutoCAD webでは、30日間の無償体験版を利用することができます。

 

ただし、AutoCAD webアプリの場合はサブスクリプションの契約をしないと無償版を利用することができないので注意しましょう。

 

30日を過ぎると自動更新で有料会員となり、選択した支払い方法で料金が引き落とされてしまいます。

無料体験版をキャンセルするには、期間が終了する前に自動更新設定をオフにしておきましょう。

また、体験版開始時に支払い方法を設定していなかった場合は自動的に有効期限が切れるようになっているようです。

 

シンプルで見やすい表示画面

AutoCAD webは、使い慣れた作図ツールと同じようなインターフェースなので、シンプルで見やすく直感的な作業が可能です。

アイコンもシンプルな見た目でごちゃごちゃしていないので、すぐに操作を覚えることができそうです。

 

DWGファイルを直接開ける

Autodesk Drive、Autodesk Docs、Microsoft Drive、Box、Dropbox、Google Driveに保存されたDWGファイルをAutoCAD webまたはモバイルアプリから直接開くことができます。

ワークフローが短縮されるので、作業効率アップにつながります。

 

後から同期できる

あとから同期することができるので、インターネット環境がなくてもモバイル端末上で作業を行い、インターネット環境があるところで同期して共有やクラウド保存ができます。

検察現場は電波が通じにくい場所も多いと思うので、文字通り場所を選ばず使えるAutoCAD webは重宝するツールです。

 

どんな機能が使えるのか

AutoCAD web 機能

特徴を紹介してきましたが、AutoCAD webにはどんな機能があるのでしょうか。

 

図面の作成・編集

一番の機能は図面の作成と編集です。

主要なコマンドを利用して図面を設計し、リボンやコマンドラインで編集できます。

加えて、アプリでもAutoCADと同様の操作方法で作図・編集ができるようです。

 

クラウド内のデータ表示や保存

Autodesk Drive、Autodesk Docs、Microsoft Drive、Box、Dropbox、Google Driveなどに保存されている図面の表示・保存・共有・編集ができます。

 

データの共有

図面のコピーを共有したい相手に送ることで、簡単にデータ共有ができます。

受信者はどこにいても図面を確認できるので、業務効率化につながります。

また、リンクにアクセスすることでモバイル端末からも図面の確認・共同作業が行えます。

 

トレース機能

既存の図面をそのままの状態で安全にレビューし、DWGファイルに直接フィードバックを追加できます。

 

オフライン作業(モバイルのみ)

特徴部分でも少し触れましたが、インターネット環境のない場所でも設計・図面作成を行うことができます。

後で同期すればいいので、場所を選ばずに作業ができます。

 

画層機能

オブジェクトと画層に割り当てて図面を編集する機能で、簡単にいうとレイヤーのことです。

画層機能により、目的に応じて画面表示を切り替えることができるので常に見やすい状態で作業を行うことができます。

画層ごとに線の種類・色などを設定することができるので分かりやすい図面を作成できます。

 

計測と寸法の追加

計測を行い、コマンドを使用して水平寸法・垂直寸法・平行寸法・径寸法を記入することができます。

 

スケッチ機能(androidのみ)

モバイル端末でのタッチ入力を使って、図面内のマークアップやスケッチを作成できます。

外出先で新しい情報をすぐに書き込めるため、常に最新情報を保存できます。

 

AutoCAD webを使うための手順

AutoCAD webをインストールするには、まずAutodeskにアカウントを作る必要があります。

アカウントを作ってサインインすることで、AutoCAD webの無償版が利用できるようになります。

 

サインインしたら、「全ての製品とサービス」から目的の製品を検索し、製品のバージョン・プラットフォーム・言語を選択します。

メニューからダウンロード方法を選択し、製品をダウンロードします。

 

短時間の作業でダウンロードできるので、ぜひ無償版から試してみてください。

 

料金について

AutoCAD webの料金は月額と年額の2つの支払い方法があります。

料金については次の通りです。

 

月額料金 1,100円/ユーザー
年額料金 13,200円/ユーザー

 

支払い方法はクレジットカード・PayPal・銀行振り込み・コンビニ決済があります。

 

まとめ

CADは、今では効率よく設計を行うために欠かせない存在です。

AutoCAD webは世界でも人気が高く使いやすい機能も豊富なので、CADの購入、乗り換えを考えている方はぜひ一度無償版を試してみてください。

 

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