近くのお店を調べる際、Googleマップで検索するユーザーが増えています。
これは、現在地や家の近くにあるお店を調べるのに便利だからであり、「近場の工務店」を探す場合でも利用されています。
地域密着型のお店の場合は、Googleマップに上位表示されることで、集客率を上げることができるのです。
今回は、MEO対策のやり方を紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてください♪
MEOとは

Googleマップ対策(MEO)とは、Googleマップ上で店舗情報を上位表示させるための施策のことです。
Googleマップでは、関連性や距離、知名度などの要素を判断して表示順位が決められています。
これらの評価される要素を増やし、データ分析や競合調査をしながら要素を変更していくことを、MEO対策というのです。
Googleマップ上の順位は、競合の動きやGoogleの評価基準の変更によって変動していくので、定期的に変更を加えて順位をキープする必要があり、継続することが大切です。
MEOをおすすめする理由やメリットに関しては、以下の記事で説明しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください♪
MEO対策の重要性がわかりますよ!

SEOとの違い

MEO対策は、Googleマップ上で上位表示されるための施策ですが、SEOはウェブサイトを検索結果で上位表示させるための施策です。
MEOはお店の近くにいるユーザーが対象ですが、SEOは特定のキーワードを検索するユーザー全てが対象なので、SEOの方がMEOより対象範囲が広いです。
以下は、MEO対策とSEO対策の違いをまとめた表です。
| MEO | SEO | |
| 媒体 | Googleマップ | GoogleやYahooなどの検索エンジン |
| 対象 | お店の近くにいるユーザー | 対象キーワード検索をする全てのユーザー |
| 変更するもの | Googleビジネスプロフィール | コンテンツやwebサイト |
| 施策例 |
|
|
| 競合 | 同じ地域内の店舗 | 同じキーワードで上位表示を目指す日本全国の企業・個人 |
| 施策の効果が出るまでの期間 | 比較的短い | 数カ月はかかる |
| 費用 | 比較的安くできる | 長期的施策のため、費用が高くなりやすい |
MEOは自分でできる?

「できれば、費用をかけずに自分でやりたい!」という人もいますよね。
結論から言うと、MEO対策は自分でやることができます。
しかし、一部は業者に頼んだ方が効果的な施策もあります。
自分でやれるものと業者に頼んだ方がいいものを見ていきましょう。
自分でできること
- ・Googleビジネスプロフィールの登録
- ・カテゴリー選択
- ・情報の追加(店舗名・営業時間・電話番号など)
- ・写真や動画の掲載
- ・最新情報の追加
- ・ウェブサイトやSNSのURL掲載
- ・メニューの追加
業者に依頼した方がいいこと
- ・キーワード選定
- ・競合分析
- ・エンゲージメント分析
- ・口コミ獲得
- ・ネガティブ口コミへの対応
- ・多店舗最適化
- ・サイテーション対策(店舗情報がSNSや外部サイトで言及され、どこでも一律の正しい情報が発信されるようにすること)
最初の登録や情報の追加は、自分で簡単にできます。
しかし、その後の競合分析や関連キーワードの追加などは、自分でやるにはMEO対策について勉強する必要があります。
独学で勉強して継続して対策できる場合は、自分でやってみてもいいと思います。
しかし、個人店は他にやることがたくさんあると思うので、「そこに時間をかけられない!」という方は、登録まで自分でやって、その後の細かな対策は業者に依頼するのがおすすめです。
業者であれば、正しい知識を持った専門家が対策してくれるので、安心して任せられます。
当社でも、MEO対策サービス「mikke」を提供しているので、気になったら一度ご連絡ください!
サイテーション対策もバッチリなので、お店の評価を高められます。
サービス内容を聞くだけでも大丈夫!まずは一度お話を聞いてみてください。
Googleビジネスプロフィールの設定方法

では、Googleビジネスプロフィールの設定方法の手順を紹介します。
これは自分でできるものなので、まだ登録していない人はぜひ手順を確認しながら登録してみてください。
事前準備
- ➀Googleアカウントを登録する
- ②店舗情報がGoogleマップに登録されているか確認
GoogleマップかGoogle検索で自社名を検索して、店舗情報が出てくるかを確認します。
「店舗名+地域」「店舗名+住所」などで検索すれば、店舗情報があれば出てきます。
【登録済みの場合】オーナー情報の確認
Googleビジネスプロフィールが登録済みだった場合、オーナー情報を確認しましょう。
- ➀Googleビジネスプロフィール内にある「このビジネスのオーナーですか?」をクリック
- ②「誰もオーナーではない」「自社がオーナーである」「第三者がオーナーである」の3つの内どれかが表示される
誰もオーナーじゃない場合
自社がオーナーであるとGoogleから認証してもらいましょう。
- ➀「このビジネスのオーナーですか?」をクリック
- ②「管理開始」をクリック
- ③オーナー確認方法を選択(Googleが自動で決定)
- ④店舗情報の確認と修正
オーナー確認方法は、郵送はがきを指定されることが多く、通常2~3週間程度で届きます。
第三者がオーナーの場合
第三者がオーナーの場合、権限を譲渡してもらうために「オーナー権限のリクエスト」をする必要があります。
- ➀Googleマップ情報の中の「このビジネスのオーナーですか?」をクリック
- ②「アクセス権限をリクエスト」をクリックし、アクセスレベルを選択の部分から「オーナー権限」を選択
- ③関係で「オーナー」を選択し、担当者名、電話番号を入力後、「このビジネスプロフィールのオーナーに自分の公開情報とメールアドレスを表示する」の部分にチェックを入れる
- ④「送信」をクリック
こうすることで、現在のオーナーにオーナー権限のリクエストメールが送信されます。
リクエストが承認されると、管理できるようになります。
返信がないまま3~7日経過すると、オーナー確認でアクセス権を取得できるようになります。
Googleビジネスプロフィールの新規登録
検索しても店舗情報が出てこない場合は、新しくGoogleビジネスプロフィールを登録しましょう。
- ➀Googleビジネスプロフィールにアクセスし、「ログイン」をクリックして、Googleアカウントにログインする
- ②ビジネス名(店舗名)とカテゴリー名(プルダウン)を登録する
- ③「店舗やオフィスなど、ユーザーが実際に訪れる場所を追加しますか?」と出て、これは店舗情報をGoogleマップ検索に表示するか?という内容なので、「はい」を選択
- ④店舗や企業の住所を入力
- ⑤「商品配達や出張型サービスを提供していますか?」と出るので、ある場合は「はい」を選択
- ⑥出張サービスをしている場合は、対応エリアを追加する
- ⑦店舗の電話番号と持っていたらウェブサイトのURLを追加する
- ⑧Googleビジネスプロフィールの登録完了
- ⑨オーナー確認(誰もオーナーではない場合の手順参考)
管理画面上の情報を全て追加する
登録が完了したら、管理画面にある「情報」をクリックし、そこにある情報を全て追加しましょう。
基本情報は登録時に記載済みだと思いますが、登録時に表示されない情報もあるので、そこを全て追加してください。
【例】
- 特別営業時間(祝日や臨時休業など)
- 属性(決済方法やバリアフリーの可否など)
- 紹介文
- 開業日
写真や動画を追加する
写真や動画は、ユーザーに対して視覚的アピールができるため、強い印象を与えられます。
ロゴやメニュー、店内の雰囲気、施工例や施工中の動画などを追加することで、そのお店の雰囲気をイメージしやすくなります。
特に、工務店選びでは慎重に選ぶ人が多いため、そういった良いイメージを与えることは重要です。
なお、写真の規格は以下の通りになります。
- 形式:JPEGまたはPNG
- ファイルサイズ:10KB~5MB
- 推奨解像度:縦720ピクセル×横720ピクセル
- 最小解像度:縦250ピクセル×横250ピクセル
MEOでは口コミ施策が重要!

Googleマップでは、口コミ施策が重要視されます。
口コミを増やすことのメリットは以下の通りです。
- ユーザーに興味を持ってもらいやすくなる
- お店の信頼性が上がる
- 上位表示されやすくなる
これらのメリットがあることで、MEO対策に大きな影響を与えるのはもちろん、来客率の増加にもつながります。
どんな施策ができるのか、知っていきましょう。
口コミを集める
まずは口コミを集めましょう。
集める方法としては、以下のような方法があります。
- 顧客に直接お願いする(契約直後など、相手の満足度が高い状態の時を狙う)
- 店舗内にQRコードやPOPを設置する
- LINE公式アカウントから依頼する
- 特典とセットで依頼する
この中でいうと、特典とセットにする方法が一番口コミを書いてもらえる率が高いです。
工務店や建設業の場合は、スタバカードやクオカードなど、みんなが欲しいと思うものを特典にするのがおすすめです。
なお、特典をつける場合はGoogleの規約に違反しないか注意しましょう。
- ➀口コミをお願いする
- ②特典は、口コミの感謝として渡す
- ③口コミ内容は自由で、評価によって特典の有無を変えない
上記を守れば、Googleの規約に違反せずに特典セットの口コミ依頼ができます。
口コミへの返信を必ず行う
口コミが追加されたら、その都度一つずつ丁寧に返信しましょう。
良い口コミだけでなく悪い口コミにもきちんと返信することが大切です。
返信することでユーザーが誠実な印象を持ち、お店の評価が上がります。
悪い口コミには、感情的にならずに冷静に対応しましょう。
「不快な思いをさせて大変申し訳ございません。〇〇については、今後改善できるよう精進させていただきます。」
など、誠意が伝わる文章を書くことで、低い評価を付けたユーザーの心象もよくなります。
口コミへの返信は、アフターフォローであり、今後のお店の印象を上げるためのアピール機会でもあるのです。
口コミを参考に改善する
ユーザーの口コミは、直接そのお店の今の評価を表しています。
良い口コミはモチベーションにつながりますが、悪い口コミこそ重視する必要があります。
悪い口コミの内容を確認して、そこをすぐに改善することができれば、次回来店するお客様の高評価につながります。
「悪いことを書いたけど、自分の投稿を参考にすぐに改善してくれた」ことが分かれば、悪い印象を持っているユーザーもいい印象に変わる可能性が高くなります。
悪いことを書かれることをむしろチャンスと考え、すぐに改善していきましょう。
口コミ内容を分析する
定期的に口コミ数の増減や評価の増減、不満の内容を分析し、どの時期にどんな数値変化があったかを把握します。
口コミを参考にサービス内容や対応方法などの課題を洗い出し、ユーザーへの印象が良くなる施策を繰り返します。
そうすることで、良い口コミが増え、上位表示につながります。
口コミ施策の重要性を従業員に共有する
口コミ施策の重要性を従業員に周知しておくことで、良い口コミをもらえるようにみんなが意識して接客をするため、良い評価をもらいやすくなります。
また、従業員全員が口コミを確認して改善に動けば、すぐにマイナス点を改善できます。
このように、お店の評判を従業員全員で良くしていこうと動けるようになるため、積極的に口コミ施策の重要性を共有しましょう。
自力か、外注か。判断基準は?

ここまで見てみて、「自分でもできそう!」と思った方もいると思います。
そのため、自分でやるか業者に任せるかは、以下のパターンのどれに当てはまるかで決めてみてください。
- 時間と人材がある→自力
- 毎月更新できない→外注
- 複数店舗をもっている→外注
- 活動地域に競合が多い→外注
- 初期費用を抑えたい→自力
- 地域密着型で手作業の方がいい→自力
MEO対策に時間を使えて、それに集中して取り組める人材がいるようなら、自力でやってみることをおすすめします。
また、自分たちでやった方が信頼度が高まる地域密着型の場合も、自力でやるのがおすすめです。
一方、店舗数が多かったり人手や時間が足りなかったりする場合は、業者に任せる方が安心です。
まずは自分たちでやってみて、成果が出ないようなら業者に依頼するのもいいと思います。
業者依頼でかかる費用

MEO対策を業者に依頼した場合、
初期費用+契約ブランの費用+対策要素の費用
主にこれらの費用がかかります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初期費用
初期費用は、無料~5万円ほどが相場です。
Googleビジネスプロフィールの初期設定や写真の追加、キーワード分析など、MEO対策を始める前の事前準備にかかる費用です。
基本的に無料か安く設定されていることが多いようですが、分析内容や対策サービスによって変動します。
契約前に確認しておきましょう。
契約プラン
MEO対策を業者に依頼した時の費用は、「月額固定型」と「成果報酬型」によって異なります。
| 費用相場 | |
| 月額固定型 | 月額3~5万円 |
| 成果報酬型 | 日額500~1500円 |
短期間で成果を出したい場合は月額固定型、長期でじっくり行う場合は成果報酬型がおすすめです。
対策要素
また、対策する要素によっても変動します。
- 対策内容
- キーワード数
- 契約期間
- 外部施策
- 順位計測システムの利用料
外部施策とは、SNS代行や最新情報の追加、ホームページの作成、ストリートビューの撮影など、表示順位を上げるための外部施策を指します。
順位計測システムは、企業によって独自のシステムを提供しているところもあり、より詳細なデータ分析が行える分、費用が高くなる可能性があります。
このように、施策要素によっても費用が変動するので、どの会社でどんなことができるのか比較してから、予算に合わせて決定するようにしましょう。
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