コラム

コーヒーを毎日飲むのはよくない?健康効果やデメリット、体への影響を解説!

普段、頻繁にコーヒーを飲むという人は多いのではないでしょうか。

建設業の現場でも休憩中にコーヒーを飲む人は多いです。

土木建設業の現場作業員の約5割が週に5本以上の缶コーヒーを飲むという調査結果もあるようで、現場作業員はコーヒーがより身近なもののようです。

 

しかし、コーヒーは刺激物なので毎日飲んだりしても平気なのか気になるところですよね。

この記事では、コーヒーの体への影響について言及し、正しい飲み方の知識を知ってもらおうと思います。

 

コーヒーは毎日飲んでも平気なの?

「コーヒーは飲みすぎると体に良くない」という印象がありますよね。

実際、コーヒーは毎日飲んでも平気なのでしょうか。

 

オーストラリアのベイカー心臓・糖尿病研究所が行った、【45万人の40~69歳の男女に「1日に何杯コーヒーを飲みますか?」と質問し、その人たちのさまざまな疾患リスクや死亡率などのデータを集める】という調査によると、

コーヒーの種類に関係なく、コーヒーを習慣的に飲んでいる人は飲んでいない人に比べて、心臓疾患の死亡リスクが低いことが報告されたそうです。

 

また、心臓の不整脈についても、今まではコーヒーを飲むことで不整脈が発生しやすくなると言われていましたが、今回の調査によりカフェイン入りのコーヒーを飲んだ方が不整脈のリスクを下げることができると報告されました。

 

 

この結果から分かるように、コーヒーは毎日飲んでも平気どころか、むしろ心臓病のリスクを下げる効果があるようです。

 

だからといって、飲みすぎても良くありません。

1日2~3杯ほどの量が一番効果的のようです。

 

コーヒーを飲むメリット

覚醒作用

眠い時にコーヒーを飲む人は多いのではないでしょうか。

コーヒーに含まれるカフェインが脳内で眠気を生み出すアデノシンという物質をブロックして、脳を覚醒させてくれるのです。

 

カフェインの効果が表れるのは摂取してから30分後なので、早めに摂取するといいでしょう。

 

ダイエット効果

コーヒーに含まれているカフェインとポリフェノールには、脂肪を分解・燃焼する効果があります。

食後30分以内にブラックコーヒー(または無脂肪牛乳で割ったもの)を飲むことで、食事の脂肪吸収を抑える効果もあります。

 

また、コーヒーを運動の前後に飲むことで、脂肪燃焼効果がアップするそうです。

日々の生活にコーヒープラスすることで、健康的に痩せることができるでしょう。

 

老化防止

コーヒーに含まれる抗酸化物質のクロロゲン酸は、肌の老化やたるみ、紫外線によるシミを予防してくれます。

毛穴を引き締めて目立たなくする効果もあるようです。

 

リラックス効果

コーヒーの香りには、人をリラックスさせる効果があるようです。

杏林大学名誉教授の古賀先生らが行った、20代の女性にコーヒーの香りを嗅いでもらい脳波を分析する調査によると、コーヒーの香りを嗅ぐとリラックス状態を表すα波が平常時よりも多くでていることが分かったそうです。

 

コーヒーは香りだけでもリラックスできるため、休憩時間や疲れている時に摂取すると、脳を休ませることができます。

 

うつ病予防

コーヒーに含まれるセロトニンやドーパミンという物質は、神経伝達物質の分泌量を増やしてくれるためうつ病予防にもつながるそうです。

 

ハーバードで行われた調査によると、1日に2杯以上のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べてうつ病発症率が32%低いことが分かっています。

 

胃の消化を助ける

クロロゲン酸は胃の消化を助ける作用もあり、胃液の分泌を活性化してくれることで食べ物の消化と栄養吸収を手助けしてくれます。

消化不良は肥満や肌荒れの原因になるので、コーヒーで消化を助けてあげることで肥満予防と美容につながります。

 

二日酔いに効く

二日酔いにより頭痛が発生するのは、アセトアルデヒドという毒素が血管を拡張させるからです。

コーヒーに含まれるカフェインは血管を収縮させるため、二日酔いのつらさを抑えてくれる効果があるのです。

 

二日酔いがつらいときは、ミルク入りのコーヒーを飲むことをおすすめします。

二日酔いの時はアルコールで胃が荒れているため、ブラックコーヒーを飲むと胃液が分泌されてさらに胃が弱ってしまう可能性があります。

牛乳には肝機能を向上させる機能があるため、ミルクコーヒーを飲むことで二日酔いを抑えつつ肝機能も回復させてくれる効果があるのです。

 

コーヒーを飲むデメリット

睡眠の質を悪くする

知っての通り、コーヒーは覚醒作用がある反面、寝つきを悪くします。

寝る前に飲むと質のいい睡眠ができなくなるため、コーヒーを飲むのは就寝の5~8時間前しましょう。

 

口臭がきつくなる

カフェインは利尿作用があるため体から水分を奪います。

そのため、口が乾きやすくなり唾液が分泌されないことで口臭がきつくなってしまうのです。

 

コーヒーを飲んだ後はお水で口の中をゆすいだり、ガムや飴をなめて唾液を分泌させたりすることで口臭をふせぐことができます。

もちろん、歯磨きも有効です。

 

歯が黄ばむ

コーヒーを飲むと歯にステインが付着しやすくなるため、歯が黄ばみやすくなります。

歯を黄ばみにくくするためにも、コーヒーを飲んだ後はうがいをしましょう。

その他には、よく噛んで唾液の分泌を促して汚れを洗い流すのもおすすめです。

それでも気になる場合は、歯医者さんにいってクリーニングやホワイトニングをしてもらうのが一番効果的でしょう。

 

胃があれる

メリットで胃の消化を助けるといいましたが、胃が弱っている時や空腹時にコーヒーを摂取すると、消化を活性化させる機能により逆に胃が荒れやすくなってしまいます。

胃炎や胃潰瘍を引き起こす原因なるため、飲むタイミングは注意してください。

 

カルシウムの吸収を妨げる

コーヒーに含まれているシュウ酸という物質が、カルシウムを尿と一緒に排出してしまうのでカルシウムの吸収が悪くなるようです。

コーヒーに牛乳を入れて飲むことで、シュウ酸とミルクのカルシウムがくっついて食べ物のカルシウムを排出しにくくなるそうです。

 

便秘になる

基本的には、コーヒーに含まれているカフェインやオリゴ糖などによって腸内環境が整えられるため、コーヒーは便秘解消に効果的と言われています。

しかし、飲みすぎることで逆に便秘を加速させてしまうリスクもあります。

 

体内の水分が極端に減って便が固くなってしまったり、クロロゲン酸によって腸の動きが鈍くなったりして便秘を引き起こす場合があるのです。

そのため、コーヒーの摂取量はしっかり守るようにしましょう。

 

カフェイン中毒になる

1日5杯以上など、コーヒーを摂取しすぎるとカフェイン中毒になってしまいます。

カフェイン中毒の症状としては、

  • 頭痛
    集中力の低下
    心拍数の増加
    吐き気
    不眠
    めまい

などです。

 

カフェイン中毒の治療法は、カフェインを含む食べ物や飲み物を控えることです。

症状がひどいと禁断症状が出ることもあるようですが、治癒させるために我慢しなければいけません。

禁断症状がひどく、錯乱や幻覚が見えるほど重症な場合はすぐに病院にいってください。

 

効果の効き目が薄れる

コーヒーを飲み続けることで、コーヒーによって得られる覚醒作用などの効き目が薄れる可能性があります。

効果が薄れてきたからと言って、1日の摂取量を増やしすぎてしまうとカフェイン中毒に陥るリスクが高まるので、できればコーヒーを飲む量を控えて本当に必要な時だけ飲むという習慣に変更することがおすすめです。

 

健康に楽しもう♪コーヒーの正しい飲み方

コーヒーが好きなのに、コーヒーを飲むせいで体調を崩したり、カフェイン中毒になって飲むのを控える必要がでたりしたら悲しいですよね。

コーヒーの健康的な飲み方を知って、もっとコーヒーを楽しみましょう♪

 

1日に飲む量を守る

1日に飲む量は、多くても5杯までに抑えましょう。

それ以上飲んでしまうと、睡眠の質の低下やカフェイン中毒を発症する恐れがあります。

1日に飲む量を守ることで、コーヒーの効果を最大限に受け取ることができます。

 

空腹時に飲むのは避ける

上記でも説明して通り、コーヒーは消化液の分泌を促すため、空腹時に飲んでしまうと胃の中を傷つける恐れがあります。

飲むにしてもミルク入りのものを飲みましょう。

 

ドリップコーヒーを飲む

できれば、インスタントコーヒーよりドリップコーヒーを飲むようにしましょう。

ドリップコーヒーは、抗酸化作用や脂肪燃焼効果のあるクロロゲン酸をインスタントの5倍も含んでいるため、コーヒーを健康的に飲むことができます。

 

それに、インスタントよりも美味しいため、おいしく健康的にコーヒーを楽しむことができます。

少し手間がかかりますが、コーヒーをもっと楽しみたい方はぜひドリップに変えてみてください。

 

昼寝前に飲む

昼寝の前にコーヒーを飲むことで、起きた後に眠気を引きずらず集中して作業することができる、という調査結果がでています。

とはいえ昼寝の時間をとることができない社会人がほとんどだと思うので、食前か食事中にコーヒーを飲むことをおすすめします。

 

食前に飲むと食後の眠気を抑えてくれたり、脂肪燃焼効果を高めてくれたりします。

食事中に飲むことで、血液をサラサラにしてくれます。

ぜひ昼食時に取り入れてみてください。

 

運動前に飲む

運動に1時間前に飲むことで、運動で脂肪が燃焼し始めるタイミングで血中のカフェイン量がピークに達し、脂肪燃焼効果を高めることができるようです。

せっかく運動をするなら、コーヒーの力を使ってダイエット効果を高めていきましょう。

 

【コーヒーを飲んではいけないタイミング】

コーヒーを飲んではいけないのは寝起きのタイミングです。
寝起きでコーヒーを飲んではいけない理由は、「コルチゾール」というホルモンが関係しています。
コルチゾールは、人が起床してから1時間程で徐々に分泌され、これにより起床が促進されます。
コルチゾールの分泌が多い寝起きにコーヒーを飲んでも、コーヒーの覚醒作用を十分に受けることができないのです。
十分な効果を受けられないことで過剰摂取に繋がり、カフェイン中毒になる恐れもあります。
このような理由から、朝、特に寝起きでコーヒーを飲むのはやめましょう!

 

飲まない方がいい人の特徴

コーヒーは1日に数杯飲むのは健康にいいようですが、コーヒーを飲まない方がいい人というのもいるようです。

特徴を紹介していくので、1つでも当てはまったらコーヒーを飲むのは控えるようにしましょう。

 

貧血になりやすい人

コーヒーに含まれるカフェインは、ミネラルの吸収を阻害する作用があるようです。

亜鉛や鉄分などの吸収を妨げてしまうため、貧血を起こしやすくします。

貧血になりやすい方や貧血症状がみられる日は、コーヒーを飲むのは控えるようにしましょう。

 

胃が弱い人

コーヒーに含まれるタンニンは、唾液や口腔粘膜のたんぱく質と結合して変化し、胃を荒らしてしまいます。

また、クロロゲン酸は胃液の分泌を促すため、これも胃を荒らす一つの要因となっています。

そのため、胃が弱い人がコーヒーを飲むと下痢や吐き気を引き起こす場合があるのです。

「胃が弱いけどコーヒーを飲みたい」という方は、水とコーヒーを交互に飲む、またはミルクを入れて胃の粘膜を保護しながら飲むようにしましょう。

 

また、コーヒーを飲んだ後に唾液を出させるためにガムや飴をなめるといいでしょう。

少しでも胃が気持ち悪くなったら飲むのをやめて水を摂取するようにしてください。

 

体調が良くない人

風邪など、体調が良くない時にコーヒーを飲むことはやめましょう。

コーヒーには利尿作用があるため、脱水症状を引き起こす場合があります。

体が弱っていると胃も荒れやすいため、胃を刺激するコーヒーは控えてください。

 

寝不足の人

コーヒーには眠気を覚まさせるための一時的な効果はありますが、寝不足の状態で摂取し続けると効果が薄まっていき、その分コーヒーの摂取量が増えてカフェイン中毒に陥るリスクが高いそうです。

また、カフェインは単純作業には効果的だけれど、頭を使う複雑な作業にはあまり効果を発揮しないという研究結果も出ています。

 

カフェインを摂取しすぎてしまう前に、まずは睡眠時間を十分に確保するよう生活習慣を見直してみてください。

 

妊娠している人

妊婦さんはカフェイン入りのコーヒーを飲まない方がいいとよく言います。

その理由は、妊娠中にカフェインを取りすぎると流産のリスクが高まったり、胎児の成長に悪影響を及ぼしたりするようです。

 

生まれてくる子供が健康で元気に育つように、妊娠中はデカフェのコーヒーを飲むようにしてください。

なお、においだけなら平気なようですが、念のためお医者さんに確認をとってください。

 

カフェイン中毒の症状が出ている場合

コーヒーを飲まないと苛立ちを感じる、頭痛や吐き気がある場合はカフェイン中毒になっている可能性があります。

そのような症状がみられたら、コーヒーを飲むのはいったんストップしましょう。

体内のカフェインを薄めるために、お水やノンカフェインのお茶などをたくさん飲んでください。

 

水分を取り込むことで体内のカフェインを排出することができ、カフェイン中毒の症状を緩和することができるでしょう。

なお、コーヒーを飲まないことで震えや吐き気、不眠症などの症状がでたらすぐさま病院を受診しましょう。

 

コーヒーの代わりにこれを飲め!これを食べろ!

「コーヒーを飲みすぎてしまっている」
「カフェインの摂取量を抑えたいけど、眠気も抑えたい」

とお困りの方も多いのはないでしょうか。

 

その場合は、コーヒーよりもカフェインが少ない飲み物を代わりに飲むといいでしょう。

また、眠気覚ましになる食べ物も存在するので紹介しようと思います。

 

お茶

煎茶やほうじ茶には、100mlあたり20mgのカフェインが含まれているそうです。

コーヒーのカフェイン量は100mlあたり60mgなので、コーヒーの3分の1しかカフェインが入っていません。

そのため、カフェイン摂取量を抑えたい場合はぴったりです。

 

お茶の効能はカフェインだけではありません。

煎茶には抗がん作用やアンチエイジングの効果があり、ほうじ茶には集中力アップやストレス解消などの効果があります。

お茶は健康にもいいので、まずはコーヒーと一緒に取り入れてみてください。

 

また、コーヒーと緑茶を混ぜて飲むことで脂肪燃焼や過食予防の効果が最大限に受けられるようです!

ダイエットしている人はぜひ試してみてください。

 

紅茶

紅茶のカフェイン量は、100mlあたり30mgです。

お茶よりは多いですがコーヒーの半分の量なので、カフェイン量を抑えつつ眠気覚ましに使えます。

 

紅茶に含まれるテアニンというアミノ酸はリラックス効果もあるので、緊張を和らげつつ眠気を覚ますことができます。

睡眠の質を高めてくれる効果もあるそうです。

 

強炭酸水

慶應義塾大学の教授による実験により、強炭酸水を飲むことで集中力が1.18倍高まることが明らかにされました。

強炭酸水は喉にかなりの刺激を与えるため眠気覚ましにもなりますし、カロリーゼロでヘルシー。

疲労回復や便通の改善、食べすぎ予防にもなるので、ぜひ取り入れてみてください。

 

なお、飲みすぎると腸が刺激されすぎておなかを下してしまったり、飲み方によっては食欲を増加させたりするので注意しましょう。

 

チョコレート

チョコレートの原料であるカカオに含まれるテオブロミンという成分は、カフェインと同じように覚醒作用があります。

そのため、チョコレートを食べることで眠気を覚ますことができます。

 

なお、食べるチョコレートはミルクチョコレートよりもカカオ70%以上の高カカオチョコレートがおすすめです。

高カカオチョコレートの方が体脂肪になりにくいため、食べた時の罪悪感も少ないです。

 

ガム

ガムを噛むことでドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンなどの神経伝達物質が活発に放出され、脳が活性化するため眠気を覚ましてくれます。

ミントガムなど、清涼感があってスッキリするものの方がより頭を覚醒させてくれるでしょう。

 

おいしく健康的にコーヒーを楽しもう

コーヒーは刺激物ですが、眠気覚まし以外にもさまざまなメリットがあることが分かりました。

それと同時にデメリットもあるため、健康的な飲み方をしてください。

そうすることで、コーヒーをもっとおいしく楽しく飲むことができますよ♪

現場ではコーヒーを飲むことが多いと思うので、飲むタイミングや飲む頻度に気をつけてください。

また、ここで得た知識を他の従業員の方にも共有して、みんなで安全にコーヒーを楽しみましょう。

 

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